北京・西安

     2025年4月訪問   個人旅行
 北京の首都空港に着陸し、故宮・天安門周辺を歩き、万里の長城(八達嶺)に27年ぶりに行ってみました。
それから高速鉄道で西安に行き、旧市街と兵馬俑・始皇帝陵をみてきました。昔も今も中国のパワーには脱帽です。
 そこで感じた「トップダウンとスピード感」についての“驚き”を5つあげてみます。①「街が静か」。空気もきれいでした。
それはEV(電気自動車)が多いのでエンジン音がしないからです。バイクはすべて電動ですが、車も北京では半分以上が
EVでした。凄い勢いで電動化が進んでいます。②「地下鉄の建設」。北京ではこの20年で30本近く、西安ではこの5年で
10本ほどの地下鉄が開通しました。驚異的な建設スピードですし、都市部への急激な人口集中が起きています。③「高速
列車が縦横に走る」。「交通強国 鉄路先行」のスローガンの元、国土を縦横に走る高速鉄道路線が急ピッチで整備されて
います。④「地方都市にも高層マンションが林立」。大都市とその郊外はもちろん、地方都市でも高層マンションが林立してい
ます。高速列車から眺めていたら、5分以上途切れることなく高層マンション群が続いていました。⑤「キャッシュレスと超管理
社会」。道ばたの露店でもスマホのQR決済です。駅では空港並の持ち物検査が必須です。IDカードがないと列車には乗れま
せんし、博物館などの公共施設にも入れません。監視カメラと相まって、すべての行動が記録されています。「上に政策あり、
下に対策あり」とも言われる中国社会ですが、中国共産党のトップダウンとスピード感はどこに向かうのでしょうか。

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